催事営業法のコツ④


「展示会曼荼羅」の中の「心構え④DM&TEL」です。

実は・・・この部分に少々思い入れがあります。

 

と言うのは・・・私が以前勤めていた呉服店T社が 年一回

実施していた年間最大客数を集める集客イベントを

ヒントに始めたDMとTELの手法だからです。

 

この手法を一つの催事企画として形にしたのが

現在、私どもの「究極のTEL集客催事」

略して「QT催事」と言っている研修です。

店長が催事集客を学ぶ研修 に使っている企画です。

 

これには前出の呉服店T社に勤めていた社員たちが

売上を上げていた企画だったが故に似たような企画催事を

企画会社を立ち上げ全国で頻繁に展開していました。

 

売上が取れるだけに企画会社としては

やり易かったようです。

しかし・・・

ここで言っておきたいことが有ります。

 

売上が取れるのは良いのですが私どもで元来

「QT催事」として店長教育に使っているのは

マーケティング上の効果を狙ってのことです。

年間最大の客数を集める・・・

つまり、これ以上の客数を自店は吸収できない!

これ以上の客数があっても管理不能になる

限界客数だと言うことです。

 

逆に言うとこの客数まで行けると言うことです。

年に1回 社員一丸となり最大客数を集める

ここに意味があります。

 

その後、この客数を意識して年間の顧客管理・

顧客創造を工夫する。

最大客数を、去年より増やすには・・・?

社員数を増やす?

名簿数を増やす?

店舗数を増やす?

こう言ったことを考えることに意味があるわけです。

 

ビジネス成長の必要性は?と考える人もいます。

「客数はバロメーター」と言った渥美俊一先生の様に

小売店の社会貢献は「客数の増加」にかかっているわけです。

そういった意味からも客数を考えること

これは意味のあることだと 思うのです。

 

話を元に戻します。

そこで、私どもの「QT催事」の集客は

客数にフォーカスした催事であり一年に1回だけ

最大客数の確認をする意味で実施します。

その為、DMは安売りの「バーゲン催事」ではありません。

記念行事として、「〇〇周年記念」などとします。

商品は載せません。

商品を載せる集客は、買ってくれそうな客を

意識した 集客になるからです。

 

社員さんとお客様の双方に向けて記念でお会いすることを

中心に進めて行くイベントとします。

買うだけでなく、「記念にご挨拶」する

イベントと言う位置づけで開催します。

今までお世話になったお客様が来場するイベントです。

 

TELでお話するのも「今まで有難うございます。

本来なら一人ひとりご挨拶に お伺いするべきですが、

多くの人にお礼を言いたいのでこちら方面に来られるときに

お店にお立ち寄りいただきたい」

と、丁寧にお話することにしています。

本当に沢山のお客様が来場されます。

そして、本当に沢山の人が買って帰られます。

 

結果的に、

次のイベント催事、次の集客へとなるのですが

「売上を上げるためにやっているのだな」

とお客様に思われたら負けです。

 

ここのところを、催事終了後の次の催事集客にも

配慮しないといけません。

「売らんがなの奇手妙策としてやっている」

と思われたらお終いです。

 

ところが、多くのお店がやらかしちまってます。

ちょっとは考えて欲しい所です。

 

・・・このように

顧客の気持ちをリードして行くことを店長や社長は考え、

社員さん達に徹底して行くことが大事なわけです。

 

今日は、ここまでにします。

次回も、引き続き「催事営業法のコツ」 について

お話して行くつもりです。


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