成長は必要か?


コンサルタントとしてビジネスに関わる仕事をしていて感じることに

「経営とは、”欲”だ!」ということです。

小売業のコンサルタントとして活動していて

各業種の問屋さんと関わることが多々ありました。

その時、問屋の社員は取引先への後ろ向きの言葉に

「あそこの社長は、欲が無いんですよ!」という言葉があります。

 

この言葉はあまり商売にならない社長を表しています。

「日本一になる」とか、「県下で一番のお店になる!」 と、

言葉に出して”欲”を表現する社長は分かり易く、

会社に勢いもあります。

それだけに問屋さんも商売がしやすいのでしょう。

とにかく”欲”が強い人は会社を大きく成長させます。

 

反面、「年商5000万円を先代から続けています」

というような欲を表に出さないことを

良しとするお店では倒産は無くSDGsな考え方で

歴代当主が家業を代々継いできた家系が多い。

 

確かに会社を大きくしないことが、

倒産の無い安心できる家業と言えるかもしれない。

 

実は、こういった考え方はこの時代は「間違っている!」と、

私は思っています。

なぜならば、すでに企業環境は毎年激変し、10年先は分からない。

いえいえ5年先3年先が分からない。

その環境変化に対応できない企業は、ちょっと怖い会社です。

 

この怖い”不安”を取り除くためには、”努力”を して安定を求める。

その安定を求める”努力”こそが”成長”なのです。

 

きっと成長の加速は、企業規模の拡大を進め、

安定と危機が行ったり来たりする忙しい企業を作り出しますが・・・?

だから何が言いたいかと言うと・・・

経営者は・・・

「本来”成長を目指すべき!」と言うこと。

 

これは、実は経営者一人ひとりはわかっている。

しかし・・・

「成長を目指しません!」という方が楽なので

そう言っているだけなのをそう言っている経営者自分自身が

よくわかっているとコンサルとして感じています。

 

私の話で恐縮ですが・・・

コンサルとして、今までは何十年も毎日のように出張して

全国を回っていました。

しかし、コロナになって驚くなかれ出張しなくて

コンサルができるようになった。

これは大変な”変化”です。

 

いえいえ逆です。ズームを使いリモート環境を

使いこなせなければコンサルやっていけない

今やそんな状態です。

たった1~2年でリモートが当たり前の時代に

なったからです。

お陰で私の場合は体力的にかなり楽になりましたが・・・

今は、今後20年間、出張無しでやっていける

コンサルを目指しています。

 

この様に私のような弱小個人事業でも、

ドンドンビジネス環境が変化する中で

どう生き残るかがテーマであって、

自分のビジネスましてや店頭小売業が

ECに どう対応し行くか?

が問題の時に、「あなたが5年後どうしているか」

が問われているのです。

 

商業ビジネスに関わっているいないに関わらず

もうビジネスは変化対応業です。

変化にチャレンジし、成長を目指さねば、

ひとり個人企業でも10年同じことで

食べていけない時代なのです。

 

多くの情報を得る、そして選択し、

そこへ自分のエネルギーをフォーカスする。

これで生き残り、成長し、強くなる。

これが好きならば余計、強くなれそうですね・・・


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